令和 2年 第 1回 3
月定例会 令和2年第1回
笠岡市議会定例会会議記録(第7号) 令和2年3月24日(火曜日)〇
議事日程 午前9時30分開議 日程第 1 大本益之議員の
議員辞職について 日程第 2 諸般の報告 日程第 3
特別委員会報告 ・議会・
行政改革特別委員会 日程第 4
委員会審査報告 ┐ ・
総務文教委員会 │ 議案第 5
号 │ 日程第 5
委員会審査報告 │ ・
環境福祉委員会 │(委員長報告・質疑・討論・採決) 議案第 6
号 │ 日程第 6
委員会審査報告 │ ・
環境福祉委員会 │ 議案第 7
号 ┘ 日程第 7
委員会審査報告 ┐ ・
予算決算委員会 │ 議案第31号~議案第41
号 │ 日程第 8
委員会審査報告 │(委員長報告・討論・採決) ・
予算決算委員会 │ 議案第45号
┘ 日程第 9 諸
議案質疑 議案第44号(質疑・討論・採決) 日程第10
追加議案上程 議案第46号(
提案理由説明・質疑・討論・採決) 日程第11
議員派遣の件 日程第12
常任委員会の閉会中の
継続調査の申し出 日程第13
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の
継続調査の申し出 ──────────────────────〇本日の
付議事件 上記議事日程と同じ ──────────────────────〇
出席議員(20名) 1番 大 本 邦 光 君 2番 井 木 守 君 3番 大 山 盛 久 君 4番 齋 藤 一 信 君 6番 東 川 三 郎 君 8番 田 口 忠 義 君 9番 仁 科 文 秀 君 10番 大 月 隆 司 君 11番 藏 本 隆 文 君 12番 馬 越 裕 正 君 13番 藤 井 義 明 君 14番 樋之津 倫 子 君 15番 原 田 てつよ 君 16番 妹 尾 博 之 君 17番 坂 本 公 明 君 18番 森 岡 聰 子 君 19番 山 本 俊 明 君 20番 天 野 喜一郎 君 21番 奥 野 泰 久 君 22番 栗 尾 順 三 君 ──────────────────────〇
欠席議員(2名) 5番 三 谷 渡 君 7番 大 本 益 之 君 ──────────────────────〇説明のため出席した者の職氏名 市長 小 林 嘉 文 君 副市長 松 浦 良 彦 君 教育長 岡 田 達 也 君 政策部長 高 橋 文 子 君 教育部長 井 上 洋 一 君
総務部長 辻 田 尚 史 君
危機管理部長藤 井 敏 生 君
健康福祉部長長 野 浩 一 君
市民生活部長森 山 一 成 君
こども部長 赤 田 洋 二 君 建設部長 山 岸 雄 一 君
上下水道部長河 相 裕 三 君
産業部長 石 田 輝 宏 君
市民病院管理局長 水 田 卓 志 君 消防長 松 尾 勝 明 君
総務課長 塚 本 真 一 君 ──────────────────────〇
事務局職員 局長 鈴 木 健 文 君 次長 宮 恭 子 君 主幹(兼)係長浅 野 幸 次 君 ────────────────────── 午前9時30分 開議
○議長(
栗尾順三君) おはようございます。 休会中は
付託案件等の審査のため委員会をお開きいただきまして,大変お疲れであったと存じます。日程も予定どおり運びまして,いよいよ最終日を迎えることができましたことは,皆様方の御協力によるもので,厚くお礼を申し上げる次第です。 ただいまの出席は20名です。定足数に達しておりますので,これより本日の会議を開きます。 本日の
議事日程は,お手元のとおりですので御了承願います。 これより日程に入ります。 ──────────────────────
△日程第1 大本益之議員の
議員辞職について
○議長(
栗尾順三君) 日程第1,大本益之議員の
議員辞職についてを議題とします。 去る3月12日付で大本益之議員から,議員の辞職願がお手元のとおり提出されております。 お諮りします。 大本益之議員の議員の辞職を許可することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,大本益之議員の議員の辞職を許可することに決定しました。 ──────────────────────
△日程第2 諸般の報告
○議長(
栗尾順三君) 日程第2,諸般の報告を行います。 定期監査及び
財政援助団体等監査の結果についての報告がありましたので,御報告します。 これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 質疑を終結します。 以上,諸般の報告を終わります。 ──────────────────────
△日程第3
特別委員会報告
○議長(
栗尾順三君) 日程第3,議会・
行政改革特別委員会報告を行います。 議会・
行政改革特別委員会に付託中の調査事項について,同委員から報告の申し出がありますので,これを許可します。 議会・
行政改革特別委員会委員長,
森岡聰子委員長。 〔議会・
行政改革特別委員長 森岡聰子君 登壇〕
◆議会・
行政改革特別委員長(
森岡聰子君) おはようございます。
付議事件のうち,議会・
行政改革特別委員会から
議会改革について御報告いたします。 当委員会は,平成28年度から
議会運営委員会より引き継いだ
議会改革・
議会活性化計画に基づき,4カ年に及ぶ
議会改革に係る
取り組み計画を立て,議員の皆様も御存じのとおり,25回に及ぶ議会・
行政改革特別委員会の会議を開催してまいりました。 この間,
笠岡市議会反問権実施要綱及び
笠岡市議会自由討議実施要綱を定め,また
議会ICT化基本計画書の策定を行い,平成30年12
月定例会には
ペーパーレス化による
タブレット会議システムの導入運用を開始したところです。 さらに,平成29年度には,過去幾たびも
議員定数の削減に視点を置いた減員を行ってまいりました。しかし,昨今の新聞や
テレビ報道のように,人口減少と議員の
なり手不足に伴う
地方議会の危機的な状況が喫緊の課題となっております。このことも踏まえ,このたびは
議員定数のみでなく,
議員報酬のあり方についても協議検討を重ね,平成30年10月22日に議長への答申を行いました。このことから,平成30年12
月定例会では,定数と報酬についての
議員発議による条例改正と議員の
なり手確保を図るため,
地方議会制度改革のための
地方議員の
環境整備を求める意見書も同時に発議し,国等に対して提出を行ったものです。 これらの
議会改革に伴う
取り組みにより,ある程度の筋道はできたのではないかと思っております。しかしながら,
特別委員会による
議会基本条例をもとに継続的に取り組むためのPDCAによる評価を行う中で,今後,
議員間討議及び政策討議並びに
ICT化などの具体的な
運用実施や手法の再検討が必要であるとの意見もありました。
議会改革については,これで完了したということはありません。市民の意見や社会情勢の変化等を勘案し,改善すべき点は改善していく必要があります。今後,次のステップに向けて引き続き検討していく課題もあることから,これらの課題解決のため,市長,
市議会議員の改選後の新たな体制におきまして協議を継続し,改革の推進を図っていただきたいと思います。 次に,第8次笠岡市
行政改革大綱に基づく
行政改革の進捗状況についてであります。 第8次笠岡市
行政改革大綱は,2018年度から現在2年を経過します。また,本年は市長,
市議会議員選挙の年となります。市長,
市議会議員の改選後の新たな体制におきましても,執行部及び議会も含め,健全かつ持続的な
財政健全化の
取り組みの継続と,これに伴う進捗状況のチェックを今後も進めていただきたいと思います。
議員各位の格段の御理解を賜りますようお願いを申し上げまして,議会・
行政改革特別委員会からの報告とさせていただきます。
○議長(
栗尾順三君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 質疑を終結します。 以上で議会・
行政改革特別委員会の報告を終わります。 ──────────────────────
△日程第4 議案第5号 笠岡市
白石島待合所設置条例の制定について
○議長(
栗尾順三君) 日程第4,議案第5号笠岡市
白石島待合所設置条例の制定についてを議題とします。 本案に対し,
総務文教委員会委員長から報告を求めます。
総務文教委員会委員長,
藤井義明委員長。 〔
総務文教委員長 藤井義明君 登壇〕
◆
総務文教委員長(
藤井義明君) おはようございます。 去る2月21日開催の本会議におきまして,私
ども総務文教委員会に付託されました議案第5号笠岡市
白石島待合所設置条例の制定についての審査結果についての御報告をいたします。 審査結果は,お手元の
審査報告書のとおり,原案のとおり可決すべきものでございます。 それでは,
審査経過を申し上げます。 議案第5号の審査に係る委員会は,3月11日,第1
委員会室において,
委員出席のもと,執行部からは副市長を初め
関係部課長の出席を求め,開催をいたしました。 提案説明でありましたように,白石島の港の機能を向上し,利用者の利便性を図るための施設として待合所を設置するために制定するものでございます。 委員会において執行部から,令和2年度完成予定の
白石島待合所の工事の状況について説明をいただき,この
設置条例については,平成28年度から地元の
まちづくり委員会等で話し合いが持たれ,観光の拠点と地元のコミュニティの場として待合所を使用するよう盛り込まれているとの説明がございました。 採決の結果,お手元の
審査報告書のとおり,全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定したものでございます。 以上,簡単ではございますが,
委員会審査報告といたします。
○議長(
栗尾順三君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 討論を終結します。 これより議案第5号を採決します。 お諮りします。 本案に対する委員長の報告は原案のとおり可決すべきであります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,本案は委員長の報告のとおり
原案可決と決定しました。 ──────────────────────
△日程第5 議案第6号 笠岡市子どもを虐待から守る条例の制定について
○議長(
栗尾順三君) 日程第5,議案第6号笠岡市子どもを虐待から守る条例の制定についてを議題とします。 本案に対し,
環境福祉委員会委員長から報告を求めます。
環境福祉委員会委員長,
原田てつよ委員長。 〔
環境福祉委員長 原田てつよ君 登壇〕
◆
環境福祉委員長(
原田てつよ君) 失礼いたします。去る3月10日の本会議におきまして,
環境福祉委員会に付託されました議案第6号笠岡市子どもを虐待から守る条例についての審査結果と経過について御報告いたします。 審査結果は,お手元の
審査報告書にありますとおり,賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,審査の経過を申し上げます。 3月12日,第1
委員会室におきまして,
委員出席のもと,執行部からは副市長を初め
関係部課長の出席を求め,委員会を開催いたしました。 委員からは市内における虐待の状況について質疑があり,執行部からは毎年約40件の相談があり,継続して相談を受けているのは140件から150件であるとの答弁がありました。 また,委員からは,子供を虐待から守るための
未然防止及び早期発見,さらに虐待に係る通報や相談がしやすい
環境づくりは,条例を制定しただけでは不十分であり,具体的な対策が必要である。また,虐待の通報は一般的にためらわれる状況にある。条例にある市民の役割は,もっと踏み込んで通報は義務であると記載できないのかという質疑に対し,執行部からは,提案している条例は,平成25年に制定した子供の権利を守る笠岡市
子ども条例の中にある守られる権利の一つに
虐待防止がある。この
虐待防止に焦点を当てて明文化したものである。また,具体的な
取り組みとして,虐待の
未然防止という観点からは,妊娠期から切れ目のない支援として,平成30年12月に
子育て支援センターほっと☆はぐを立ち上げ,子供のしつけなどをどうしていいか分からない保護者に対して,
保護者支援プログラムを用いて良好な親子関係をつくることで
未然防止につなげていく
取り組みをしている。早期対応という点では,
児童緊急ショートステイ事業を実施している。こうした市の
取り組みを,リーフレットを作成して分かりやすく示していきたい。また,
虐待防止の川柳募集,
啓発グッズの配布,啓発月間を設けるなどを実施しているが,より一層通報がしやすいように啓発に努めるとともに,学校など関係機関と連携を密にして,情報が市の相談員に伝えられやすいように
取り組みたいとの答弁がありました。 以上の審査を経まして,採決の結果,賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定したものでございます。 以上,
委員会審査報告とさせていただきます。
○議長(
栗尾順三君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 討論を終結します。 これより議案第6号を採決します。 お諮りします。 本案に対する委員長の報告は原案のとおり可決すべきであります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,本案は委員長の報告のとおり
原案可決と決定しました。 ──────────────────────
△日程第6 議案第7号 笠岡市
精神障害者支援センター条例を廃止する条例の制定について
○議長(
栗尾順三君) 日程第6,議案第7号笠岡市
精神障害者支援センター条例を廃止する条例の制定についてを議題とします。 本案に対し,
環境福祉委員会委員長から報告を求めます。
環境福祉委員会委員長,
原田てつよ委員長。 〔
環境福祉委員長 原田てつよ君 登壇〕
◆
環境福祉委員長(
原田てつよ君) 3月10日の本会議におきまして,
環境福祉委員会に付託されました議案第7号笠岡市
精神障害者支援センター条例を廃止する条例についての審査結果と経過について報告いたします。 まず,審査結果は,お手元の
審査報告書にありますとおり,賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,審査の経過を申し上げます。 3月12日,第1
委員会室におきまして,
委員出席のもと,執行部からは副市長を初め
関係部課長の出席を求め,委員会を開催いたしました。 冒頭,執行部から補足説明が行われ,その内容は,条例は笠岡市
精神障害者支援センターの
設置条例であり,現在の建物がなくなるため廃止するものであること。現在,施設で行っている
精神障害者及びその家族からの相談に関することや社会復帰,自立及び社会参加の支援に関する業務等の全ての事業は,引き続き同様の
事業内容で,現在の実施団体の
NPO法人すみれ会に委託して,市としてしっかり
事業内容を今後も検証しながら引き続き実施していくこと。条例制定当初の平成18年に比べ,
精神障害者関係の事業所が3事業所となり
精神保健福祉の向上が図られてきたと考えているが,今後も
精神障害者がそれぞれに合った事業所を利用しながら,自立した日常生活並びに社会生活を営むことができるようしっかりと支援していくとの説明がありました。 議員からは,再度確認するが,本条例は
精神障害者支援センターを廃止する条例ではあるが,
精神障害者を支援する条例をつくらなくても事業は継続されるのかとの質疑があり,執行部からは,条例はなくなるけれども
地域生活支援事業として引き続き実施していくとの答弁がありました。 以上の審査を経まして,採決の結果,賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決したものでございます。 以上,
委員会審査報告とさせていただきます。
○議長(
栗尾順三君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 討論を終結します。 これより議案第7号を採決します。 お諮りします。 本案に対する委員長の報告は原案のとおり可決すべきであります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,本案は委員長の報告のとおり
原案可決と決定しました。 ──────────────────────
△日程第7 議案第31号 令和2年度笠岡市
一般会計予算 議案第32号 令和2年度笠岡市
国民健康保険事業特別会計予算 議案第33号 令和2年度笠岡市
国民健康保険真鍋島直営診療施設特別会計予算 議案第34号 令和2年度笠岡市
へき地診療施設特別会計予算 議案第35号 令和2年度笠岡市
後期高齢者医療特別会計予算 議案第36号 令和2年度笠岡市
土地造成事業特別会計予算 議案第37号 令和2年度笠岡市
介護保険事業特別会計予算 議案第38号 令和2年度笠岡市
公共用地取得事業特別会計予算 議案第39号 令和2年度笠岡市
水道事業会計予算 議案第40号 令和2年度笠岡市
下水道事業会計予算 議案第41号 令和2年度笠岡市
病院事業会計予算
○議長(
栗尾順三君) 日程第7,議案第31号令和2年度笠岡市
一般会計予算から議案第41号令和2年度笠岡市
病院事業会計予算までの11議案を一括議題とします。 11議案に対し,
予算決算委員会委員長の報告を求めます。
予算決算委員会委員長,
妹尾博之委員長。 〔
予算決算委員長 妹尾博之君 登壇〕
◆
予算決算委員長(
妹尾博之君) おはようございます。 去る3月10日,本会議におきまして,
予算決算委員会に付託されました議案第31号令和2年度笠岡市
一般会計予算から議案第41号令和2年度笠岡市
病院会計予算まで,令和2年度予算に関する11議案について,その審査の経過と結果を一括して御報告をいたします。 この
予算審査につきましては,11日に
総務文教分科会を,12日には
環境福祉分科会を,17日には
建設産業分科会を開催いたしました。副市長を初め
関係部課長出席のもと,各分科会における所管事項につきまして慎重に審査をいたしました。 分科会での審査は,
事業概要の資料を中心に説明をいただいた後,討論,採決は行わず,質疑を重視して行いました。その後,23日に開催した
予算決算委員会において各
分科会委員長から
審査経過の報告を受け,
要望事項の取りまとめを行いました。
予算決算委員会では,
要望事項を示した上で
予算議案の採決を行いました。 審査結果は,付託された議案第31号については賛成多数で,また残る10議案については全会一致で原案のとおり可決すべきものであると決定をした次第であります。 以下,このたびの
予算決算委員会としての
要望事項を申し上げます。 笠岡市
一般会計予算についてでございます。 1点目は,
トイレ整備事業についてでございます。
日本遺産認定によるインバウンドを含めた観光客の
受け入れ態勢のため,
島しょ部への整備だけではなく,笠岡市全体のイメージアップのため,年次的な
トイレ整備の計画を速やかに進めていっていただきたい。 以上,要望1項目めについては,早急に対処されるとともに
要望事項に対する報告を適時求めるものでございます。あわせて各
分科会審査の際に出されたこのほかの
要望事項につきましても,実現に向けて努力されることをお願いいたします。 なお,参考までに各分科会で出されました質疑,意見等一部を申し上げます。 まず,
総務文教分科会です。 1点目は,
高齢者タクシーチケット助成事業補助金についてでございます。対象となる方が
市民税非課税者の免許を持たない75歳以上の高齢者に限定されておりますが,わずかな所得で課税者となり対象外になっている方もおられます。また,
免許証返納により移動手段をなくして困っている方もおられます。そのため,対象となる方の条件を少しでも緩和していただくよう検討していただけないかとの意見がありました。 2点目,
新規事業の
飛島集落維持対策委託事業でございます。
島しょ部において,飛島地区は高齢化率が特に高いことは十分承知しておりますが,集落として考えれば飛島に限ったものではなく,他の島や陸地部にも生活困難となっている集落があるように思います。市全体を見ていただき,生活困難となっている集落について,同様の
対策事業を展開していただけるような事業を検討していただきたいとの意見がありました。 次に,
環境福祉分科会では,避難行動要
支援者管理システム運用事業についてでございます。 避難行動要
支援者名簿は有効に活用されているのか,検証していただきたい。また,
家族介護慰労金支援事業は政策提言を行った事業ではあるが,予算に反映されていないのではないかなど,各事業においてさまざまな
質疑応答がございました。 また最後に,
建設産業分科会では,
森林振興費の
森林経営管理事業,
有害鳥獣被害対策事業,観光費の
トイレ整備事業,
真鍋島ふるさと村
資料館解体事業,
都市計画総務費の
都市地域総合交通戦略策定調査事業について
質疑応答がございました。 現在,
新型コロナウイルス感染症による患者が各地で発生し,先日岡山県内においても初めて確認がされたところでございます。令和2年度の当初予算は,いわゆる
骨格予算でございますが,今後
新型コロナウイルス感染症によるさまざまな影響について,国からいろんな対策が出てくるのではないかと思っております。十分加味して速やかに対応していただきますようお願いをいたしまして,
委員長報告といたします。
○議長(
栗尾順三君) 質疑は省略します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。
井木守議員。 〔2番 井木 守君 登壇〕
◆2番(井木守君) 失礼します。先ほどの議案第31号令和2年度
一般会計予算について,
委員長報告は原案どおり可決すべきものということでしたが,私はあえて反対の立場で意見を述べさせていただきます。 今回の予算は市長選挙を控えて
骨格予算ではありますが,3点について反対せざるを得ないと考えております。 1点目,人権推進費です。人権団体補助金について,解消の方向性が打ち出されたということについては大いに評価をいたします。しかしながら,令和2年度の予算では当然のこと引き続き計上されております。私どもは,この人権団体補助金については解消すべきと強く訴えておりましたし,この間予算に対する反対の理由の一つにも掲げてまいりました。この点では反対をせざるを得ないと考えております。 2点目です。同じく人権推進費,特定の地域の指定のための奨学金が温存されていることです。これまで,この点についても全市民を対象とした施策に転換を強く求めてきた経過がございますし,今でもその立場に変わりはないと思っております。少額とはいえ,この制度を温存するということについては容認できません。 3点目です。
都市計画総務費,住宅リフォーム助成金交付事業です。一般質問でも申し上げましたが,上限を15万円としたことについては,市民にとって行政サービスの低下でしかないと思います。早急に20万円に戻すべきだと考えております。その点からも賛成できかねます。 以上,3点が反対の理由です。
○議長(
栗尾順三君) 討論を終結します。 これより議案第31号から議案第41号までの11議案を分割して採決します。 これより議案第31号を採決します。 本案に対する委員長の報告は原案のとおり可決すべきであります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
栗尾順三君) 起立多数であります。よって,委員長の報告のとおり
原案可決と決定されました。 次に,残るところの議案第32号から議案第41号の10議案を採決します。 お諮りします。 10議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,10議案は委員長の報告のとおり
原案可決と決定しました。 ──────────────────────
△日程第8 議案第45号 令和元年度笠岡市一般会計補正予算(第5号)
○議長(
栗尾順三君) 日程第8,議案第45号令和元年度笠岡市一般会計補正予算(第5号)を議題とします。 本議案に対し,
予算決算委員会委員長の報告を求めます。
予算決算委員会委員長,
妹尾博之委員長。 〔
予算決算委員長 妹尾博之君 登壇〕
◆
予算決算委員長(
妹尾博之君) 去る3月10日の本会議におきまして,私ども
予算決算委員会に付託されました議案第45号令和元年度笠岡市一般会計補正予算(第5号)について,その審査結果報告をいたします。 審査のための委員会は,10日の本会議終了後,議場におきまして,市長初め
関係部課長の出席を求め,慎重に審査を行いました。 このたびの補正予算は,国の補正予算により
国庫補助金採択見込みとなる事業の計上等でありました。 以下,委員会の中で出されました議案第45号の一般会計補正予算(第5号)に関しての
質疑応答,意見を一部申し上げます。 教育振興費の公立学校情報通信ネットワーク環境施設等整備事業であります。 まず,教育のツールとしてタブレット端末が導入されるということで学習が画期的になり,個々の価値観をぶつけ合わせ,深めていくという学びが難しくなるのではないかとの質疑があり,学ぶ内容ではなく学び方が変わっていくことが主眼だと捉まえており,子供たちが本当に自分で考え,判断し,行動できるような学びに変えていくために,ICT機器をしっかり採用したいと考えているとの回答がありました。 また,
島しょ部でも陸地部と平等な学習環境が提供できるのかとの質疑に対し,今回のGIGAスクール構想による高速回線の計画からは除外されているが,既に
島しょ部ではWi-Fi回線を利用した1人1台のタブレット型パソコンを配備できており,授業を行っている。今回の構想は,一度に1クラス40人等の利用を想定し,高速回線を整備するものだが,
島しょ部の現状は子供たちの人数も限られており,今の整備の状況で授業は問題なく行っている。令和2年度の予算の中で回線のつぎかえも計画しており,業者の協力のもと,よりよくなると思っているとの回答がありました。 さらに,今回の事業に関する起債の交付金措置について質疑があり,今回は補正予算債となり充当率が100%,一般財源の負担もなく通常より少し有利な起債となっているとの回答がありました。 審査結果は,お手元の審査報告のとおり,全会一致で原案のとおり可決すべきであるものと決定をいたしました。 以上をもちまして
予算決算委員会の報告といたします。
○議長(
栗尾順三君) 質疑は省略します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 樋之津倫子議員。 〔14番 樋之津倫子君 登壇〕
◆14番(樋之津倫子君) 失礼いたします。皆さんおはようございます。日本共産党樋之津倫子でございます。 ただいま議案第45号の
委員長報告がございましたが,私はそのときの質疑のときでも主な理由を申し上げましたけれども,反対の立場で討論に参加したいと思います。 文部科学省の諮問機関,中央審議会の総会に,今年の1月,これからの小・中高校など教育のあり方に関する論点の取りまとめが報告をされました。先端技術の活用で一人一人の子供に個別最適化された学びを推進するなど,学校教育を大きく変える内容を盛り込んでおります。 今後,その取りまとめに沿った審議が行われる訳なんですけれども,安倍首相は経済対策として,この2019年度の補正予算に2,318億円を盛り込んだ訳です。それがGIGAスクール構想と呼ばれるものの予算なんですけれども,小・中学校に1人1台のコンピューター端末を整備して,誰ひとり取り残さない個別最適化された学びを実現するというのが,とても何か魅力的なうたい文句なんですけれども,この構想によるコンピューター端末の需要増加というのは,国内市場1つ分にも相当するというふうに日経の電子版に報じられておりました。 個別最適化された学びというのは,こうしたものを使いながら子供たちのスポーツや文化活動などのデータを分析して,それぞれの子供に最適化された学習内容を提供する,こういうふうなものだと説明をされてあります。2018年6月には,経済産業省の未来の教室とEdTech研究会というものが出された提言であるとか,文科省の報告書Society5.0に向けた人材育成で提起をされたというバックグラウンドがはっきりとしております。このように,政府や経済界が求める人間づくりのために,教育を利用しているというふうに言っても過言ではないというふうに思われます。 こうしたことから,公教育への企業の参入を今後一層強めていく,そして人間的な,集団的な学びがおろそかにされて,教育の画一化につながるおそれがあるというふうに心配する訳です。さらに,論点の取りまとめでは,22年度をめどに小学校の高学年から本格的な教科の担任制を導入するというふうに目標を設定しております。 そもそも文科省の審議会は,2016年,コンピューター端末のデジタル教科書について,地域ごとにインターネット環境などが異なる,健康への不安がある,こうしたことから全面的な導入を拙速に進めることは適当ではないと,このように言っておりました。こうしたときの懸念は一体どのように解決されたのか,全然示されてはおりません。 さらに,同じ教室にいても一人一人がコンピューター端末で,一人一人が異なる教科であるとか,同じ教科でも異なる単元であるとか,そういうふうなものを自分自身がどんどんどんどんできるレベルで進んでいくことができると,こういう学び方を今後の進むべき方向として示しています。教育現場の整合性,整備自体は重要ですし,私自身も個々の子供に合った学習をきちんと保障すべきだということをこれまでうたってまいりました。しかし,教科の学習が全てパソコンやタブレットを使って先端技術で個別最適化すればいいというふうな考え方は,とても大きな問題を含んでいると思います。 集団の学びの中で型から外れたような発想をする子がいたり,お互いが異なった価値観を討論によってぶつけ合わせたり,あ,そんな考え方もあるのかと,僕はこう考えていたけどそっちのほうがいいなと,こういうふうな集団的な議論が先生と子供,子供同士,そういうふうなことが行われるような中で考え方が深まっていくということがあります。個別最適化だけで,効率よく学ぶということでは学ぶ過程がとても平板になります。そして,深みが生まれません。豊かな学びを実現させるためには,教師の充実した指導,そのための条件整備が必要ですけれども,論点の取りまとめにはそうした観点が一つもありません。 また,学びへのモチベーション,どのように引き出すかという視点もありません。やる気のある子はどんどん進むけれど,そうでない子は幾らあなたに合った学習方法なんだというふうに言われてもやる気にはならない。できる子だけがどんどん進んで格差が広がる。こうした問題点があります。 今,日本全国で教員不足が叫ばれているときに1人1台の端末,財政的にも優先順位がおかしいです。政府が出すのは初期投資の予算だけだということなので,数年後にはランニングコストが自治体の財政を圧迫します。そのうち資格のない人が何百人もの生徒を教えることになりはしないかと危惧します。 以上,問題点を指摘させていただき,反対討論といたします。
○議長(
栗尾順三君) 討論を終結します。 これより議案第45号を起立により採決します。 お諮りします。 本案に対する委員長の報告は原案のとおり可決すべきであります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
栗尾順三君) 起立多数であります。よって,本案は委員長の報告のとおり
原案可決と決定しました。 ──────────────────────
△日程第9 議案第44号 笠岡市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
○議長(
栗尾順三君) 日程第9,議案第44号笠岡市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。
井木守議員。 〔2番 井木 守君 登壇〕
◆2番(井木守君) 失礼します。日本共産党の井木守です。2点質問をさせていただきたいと思います。 今回の笠岡市一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について,内容について反対をするものではありませんが,経過についてお尋ねをしたいと思います。 これまで市役所で働く人たちの賃金や労働条件に関する条例については,職員組合との事前の合意に基づき提案をされてきたと思います。職員組合のニュース等によれば,執行部と職員労働組合は今回の給与等の改定について,合意に至らないまま本条例が提案をされていると聞いております。私の記憶の範囲では,このようなことは小林市長になってから2回目ではないかと思うのですが,大変異例なことだと思いますので,2点お尋ねをいたします。 1点目。全体として人事院勧告に基づく改定だというふうにお聞きをしておりますが,合意に至らなかったのはなぜでしょうか。具体的な争点は何だったのでしょうか。お答えください。 2点目です。私自身も十数年にわたって労働組合の役員として,使用者との交渉等に臨んでまいりました。交渉は双方が歩み寄って,譲り合って一致点を見出すことだというふうに思っております。交渉当事者がかたくなな態度をとれば,そら交渉として成り立ちません。職員組合のニュースを見る限りでは,当局の態度が非常にかたくなであった。合意に至らなかったということでしたが,事実なのでしょうか。この2点についてお答えください。
○議長(
栗尾順三君) 答弁を求めます。 辻田
総務部長。
◎
総務部長(辻田尚史君) 人事院勧告に関しての組合との交渉の経過等でございます。 合意に至らなかったという表現がどうかというのはちょっと置いといて,争点となりましたのは住居手当の部分の改正について,当局といたしましては人事院勧告どおりの御提案を最初からさせていただきました。これに対して,総務省のほうも地域の実情に応じてというふうな,ちょっと曖昧な表現がございまして,市によってはその対応がまちまちになった結果がございます。 ただ,岡山県内を見ましても,この近隣も見ましても,ほぼ人事院勧告どおりの妥結といいますか,そういった結果になっておりまして,我々といたしましても,組合側の御意見は御意見としてそれはそれで間違ってはないというふうに思いますが,住宅事情等について笠岡市だけが特に低いとか高いとか,そういったことも認められませんでしたので,その点については何回も交渉いたしたんですけども,当局側の考えは人勧どおりということでいかせていただきました。 その中で,例えば県のように人事委員会があるとか,そして独自の調査ができる団体については,それはある程度根拠が示せるんですけども,笠岡市においてはそういった組織もありませんので,人事院勧告どおりというのが一番すっきりする妥結点かなということで交渉を進めました。 それから,2点目のかたくなにという表現がございましたけども,当局側としましては,先ほども申しましたけども,人事院勧告どおりという点について間違った提案ではないというふうに認識しておりますので,そこをかたくなにというふうに申されますと我々としてもちょっと答弁のしようがないかなという感じがしております。 以上でございます。
○議長(
栗尾順三君)
井木守議員。 〔2番 井木 守君 登壇〕
◆2番(井木守君) かたくなにという表現がどうかということでしたけれども,先ほど申されたように,住居手当の問題について大きな争点になったというふうにお聞きをしております。その中で,先ほど部長も御答弁されましたけれども,総務省のほうでも地域の実情に沿って是正を図るというか,そういうことだったようで,そのように組合の側からも主張を聞いています。 ただ,職員組合の主張によると,実態がどうなのかというのは私十分調査できていませんが,改定によって笠岡市の場合は不利益をこうむる方のほうが多いということをお聞きをしていまして,それでは組合として簡単に合意をするというふうにならないというのは無理からぬことではないかなというふうに思います。かたくなであるかどうかということは別にして,例えば当局の側から激変緩和のための,例えば今年度すぐではなくて2年間にかけてだとか,3年間にわたってそういうふうにそろえていきましょうだとかっていうような提案は,されなかったのかどうなのかという,それが僕はお互いが歩み寄るということではないかなというふうに思っておりますので,重ねてお尋ねをいたします。
○議長(
栗尾順三君) 辻田
総務部長。
◎
総務部長(辻田尚史君) 住居手当の見直しに関しましては,人事院勧告の中でも一定程度以上下がる方については,もともと2年間というふうな中身でございますので,その点についても我々としては人事院勧告どおりの御提案をさせていただきました。 それから,合意に至ったかどうかという点についてでございますけども,組合側のほうについては,最終交渉後に全組合員の方に対して1票投票というような形で,これを終わっていいかどうかというふうなことについてはされてるようです。それについては,大勢の組合員の方が承知したというか,ちょっと表現がどうか分かりませんけども合意ということが,当局の提案を受け入れるというふうな形で終了しております。 以上でございます。
○議長(
栗尾順三君)
井木守議員。 〔2番 井木 守君 登壇〕
◆2番(井木守君) その1票投票の結果については,私の認識と当局の認識の側が違うようですので,これ以上は私も申し上げませんが,私はあくまでも今回のことについては,合意に至らなかったという経過のまま出てきているというふうに認識をしております。ただ,全体としては人事院勧告に沿った形の賃金の改定っていうことですので,その中身について私が反対云々というような立場ではございませんので,そのことだけは申し上げて質問を終わらせていただきます。
○議長(
栗尾順三君) ほかにありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 質疑を終結します。 ただいま議題となっております議案第44号は,会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,議案第44号は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 討論を終結します。 これより議案第44号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────
△日程第10 議案第46号 令和2年度笠岡市一般会計補正予算(第6号)
○議長(
栗尾順三君) 日程第10,議案第46号令和2年度笠岡市一般会計補正予算(第6号)を議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。 〔市長 小林嘉文君 登壇〕
◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第46号令和元年度笠岡市一般会計補正予算(第6号)につきまして,その概要を御説明申し上げます。 このたびの補正予算は,
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に係る経費の計上でございます。補正額は981万円でございまして,予算総額は241億9,746万円となり,前年度の3月補正後の予算額に対しまして11.0%の減となっております。 補正予算の内容でございますが,民生費に,小学校の臨時休業に伴い児童の受け入れのために開所をされた放課後児童クラブ委託料等として953万円を追加し,私立保育園等で購入した子供用マスク,消毒液等の感染防止用の物品購入費用に対する補助金として28万円を計上しております。これを賄います歳入につきましては,
国庫支出金を充当いたしております。 以上,補正予算の概要につきまして御説明いたしましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
栗尾順三君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 質疑を終結します。 ただいま議題となっております議案第46号は,会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,議案第46号は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 討論を終結します。 これより議案第46号を採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────
△日程第11
議員派遣の件
○議長(
栗尾順三君) 日程第11,
議員派遣の件を議題とします。 地方自治法第100条第13項及び会議規則第110条の規定により,
議員派遣につきましては,お手元にあります一覧表のとおり派遣しましたので,御報告します。 ──────────────────────
△日程第12
常任委員会の閉会中の継続審査の申し出
○議長(
栗尾順三君) 日程第12,
常任委員会の閉会中の継続審査の申し出を議題とします。
総務文教委員会委員長及び
環境福祉委員会委員長から,現在委員会において審査中の事件について,会議規則第68条の3の規定により,お手元に配付しております申出書のとおり,閉会中の継続審査の申し出がありました。 お諮りします。 各委員長からの申し出のとおり,閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,各委員長から申し出のとおり,閉会中の継続審査に付することに決定しました。 ──────────────────────
△日程第13
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の
継続調査の申し出
○議長(
栗尾順三君) 日程第13,
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の
継続調査の申し出を議題とします。 各常任委員長及び議会運営委員長から,現在委員会において調査中の事件について,会議規則第68条の3の規定により,お手元に配付しております申出書のとおり,閉会中の
継続調査の申し出がありました。 お諮りします。 委員長から申し出のとおり,閉会中の
継続調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,委員長からの申し出のとおり,閉会中の
継続調査に付することに決定しました。 以上で今期定例会の議事は全て終了しました。 ここで,いましばらくお時間をいただきたいと思います。 本市の市政発展のため御貢献いただいております高橋政策部長,藤井危機管理部長,鈴木議会事務局長の3名の方が,今月31日付で退職されます。 ここで退職に当たっての御挨拶をお願いいたします。 それでは,高橋政策部長,御挨拶をお願いいたします。 高橋政策部長。 〔政策部長 高橋文子君 登壇〕
◎政策部長(高橋文子君) 失礼いたします。議員の皆様には本会議終了後にお疲れのところ,私たち退職部長のために貴重なお時間いただきましてありがとうございます。退職に当たりまして,一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には,市民目線でさまざまな御意見や御提言をいただきましたことに,ここに厚く感謝申し上げます。なかなか御期待に沿えるような答弁ができず,また反省することも多く,申し訳なく思っています。 私は昭和58年に笠岡市に入庁し,保健衛生課国保医療係をふりだしに7カ所,37年間勤務してまいりました。この間,仕事と家事,育児の両立に悩んだこともありましたけれども,よき先輩や同僚そして部下に恵まれ,家族の支えもあって無事に定年退職を迎えることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 それぞれの職場に思い出がたくさんありますけれども,その中で最も記憶に残っているのは神島保育所の移転建てかえの事業で,課長としてこの事業を担当いたしました。その神島保育所が,先日無事に青空認定こども園として移転,竣工したことを本当にうれしく思っております。 笠岡市は,人口減少を初めとして多くの課題を抱え,当分の間大変厳しい状況が続くと思いますけれども,僣越ではございますが,議会と執行部が一体となってこの難局を乗り切っていただきたいと切に願っています。 最後になりましたが,議員の皆様,そして市長を初め執行部の皆様の今後のますますの発展と御健勝,御多幸,そして笠岡市の発展を祈念いたしまして,退職に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 本当に長い間ありがとうございました。(拍手)
○議長(
栗尾順三君) 続きまして,藤井危機管理部長,御挨拶をお願いします。 藤井危機管理部長。 〔危機管理部長 藤井敏生君 登壇〕
◎危機管理部長(藤井敏生君) 貴重なお時間の中,機会をいただきまして大変ありがとうございます。 前職トヨタで自動車整備士という特段の取り柄のない私がここまで勤めを続けてこれたのも関係する皆様の御協力,御支援によるものと感謝を申し上げます。大変ありがとうございました。 私ごとで恐縮なんですけれども,末の子供が現在まだ小学校4年生でございまして,必要に迫られて来月以降もこちら市役所のほうでお世話になる予定でございます。引き続き関係する皆様の御協力をいただきますようお願い申し上げまして,私の退任の御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(
栗尾順三君) 続きまして,鈴木議会事務局長,御挨拶をお願いいたします。 〔議会事務局長 鈴木健文君 登壇〕
◎議会事務局長(鈴木健文君) 貴重な時間をおかりしまして,一言御挨拶を申し上げます。 私は,昭和57年4月に笠岡市役所に採用されまして38年間勤めてまいりました。税務課勤務を皮切りに延べ8カ所の職場を経て,4年前の平成28年4月に議会事務局長になりました。4年前といいますと,ちょうど市長,
市議会議員の選挙の時期でありまして,4月の終わりから皆様のお世話になることになりました。 議員の方も少し入れかわりがありましたが,市長も笠岡市で初めての純粋な民間出身の市長ということもありまして,最初から是々非々で議論が交わされてまいりました。そして,議会は決して市長の追認機関ではないということを明確にされてまいりました。笠岡市初の市長の問責決議や,全国的にも余り例のない補正予算が否決,再議ということもありました。そうした中で,果たして私が皆様のお役に立ったかと問われますと,胸を張ってとは言えませんが,微力ながらお手伝いができたのではないかとも思っております。 38年間の笠岡市役所の勤務の中で,非常に多くの方にめぐり会い,お世話になってまいりました。その全ての方に感謝を申し上げたいと思います。 最後になりましたが,笠岡市や笠岡市議会を取り巻く環境はこれからも厳しいものがあろうかと思いますが,全ての市民の方がずっと笑顔で暮らせる笠岡市となりますことを御祈念申し上げまして,甚だ簡単で意は尽くせませんが,お礼の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(
栗尾順三君) 退職される3名の方につきましては,長い間,大変御苦労さまでございました。今後の御健康と御多幸をお祈りいたします。 続きまして,同じく本市市政の発展のため御貢献をいただきました田口忠義議員,坂本公明議員,
栗尾順三議長が今季を最後に勇退されるということであります。 以上の方々から御挨拶がありますので,よろしくお願いします。 それでは,田口忠義議員からお願いいたします。 田口忠義議員。 〔8番 田口忠義君 登壇〕
◆8番(田口忠義君) こんにちは。挨拶の時間をいただきまして大変ありがとうございます。 私,3期12年間,大変皆様方にはお世話になりました。この間,私自身,特に成果はありませんが,振り返ってみまして,昨日ちょっと考えました。 事業提案として二,三点あったかなと思います。私,以前から子育て支援関係で保育料の減免ということで,助成制度について強く要請をしてきました。昨年の10月からは国の助成という形になりましたけれど,私が訴えてきたのは以前からでありまして,2012年4月から第一弾の助成ができて,その後私はまだまだということで,2016年4月からということで,2回にわたって助成制度が拡充されたのかな,子育て世帯にとっては大変有意義な助成だったのかなと,こう思っております。 もう一つは,指定ごみ袋の件でございますけれど,以前ごみ袋の全面的な有料化という提案が執行部からありましたけれど,当時ごみの量って,今もそうですけれど,40%が事業ごみでございます。それの上,その当時の提案は,市民へのごみ袋全額有料化ということでありましたんで,公平性の観点から猛反対をさせていただいた経過がありますし,その後も再度提案がありました。その提案については,高齢者世帯に対して相当厳しい,全体からすると不公平感のあるごみ袋の配布枚数だったと感じております。ということで,これについても反対させていただきました。今後どうなるかは,いろいろまた皆さんの議会の中で,もんでいただければいいかなと,こう思います。 もう一点は,地域の課題で,これは仁科議員と一緒にやらせていただいた件なんですけれど,私の地域っていうか,やはり空バス運行っていうか,そういった大型のバスが運行してるということなんですけれど,地域によってはバス停まで1キロだとか,高低差があるというような形から,デマンドタクシーという制度を事業として取り組んでいただきました。その当時は,そこに座られてる水田局長のほうに相当お世話になった経過がございます。 この3点という形で。 もう一つは,心残りとしてあるのが,2度提案させていただいたんですけれど,私自身は海の玄関を一本化にすべきだというふうに提言してきました。ハード的なスペースは住吉港は持ってると思います。ぜひとも,これは今後検討していただきたいなということでございます。 あと,私は,これからなんですけれど,現在まだ63歳になったばっかしなんですけれど,体の続く限り今度は漁業と,日ごろからやってる農業と,土日は観光業に貢献していきたいと考えておりますんで,よろしくお願いいたします。 最後になりますけれど,4月12日の選挙の告示,選挙に出馬される皆様方の必勝と笠岡市のますますの発展を御祈念申し上げてお礼の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(
栗尾順三君) 続きまして,坂本公明議員,お願いいたします。 〔17番 坂本公明君 登壇〕
◆17番(坂本公明君) 失礼をいたします。貴重なお時間をいただいて大変ありがとうございます。 私は職員の皆さんの立場とは違いますが,思えば平成8年に初めて選挙に出させていただきました。24年間,あっという間の過ぎ去りし日を今切実に感じております。もう今さら何も申し上げることはございません。お世話になった皆さん方に感謝をし,改めて笠岡市の発展を願う訳でありますけれども,御承知のように自治体を取り巻く環境というのは非常に大変厳しいものがあります。今こそ,執行部の皆さんと議会の皆さんが胸襟を開いて,1つずつ問題に取り組んでいただきたい。まず,原点に立ち返って人としての基本を持っていただいて,しっかりと取り組んでいただきたいと思います。田口議員同様,11日の選挙はひとつ皆さんしっかり頑張っていただきたいと思います。私はこれでおいとまをいたします。ありがとうございました。(拍手)
○議長(
栗尾順三君) 暫時本会議を休憩します。 午前10時41分 休憩 〔議長席副議長に交代〕 午前10時41分 再開
○副議長(大月隆司君) 休憩を解いて会議を再開いたします。 続きまして,
栗尾順三議長,お願いいたします。 〔議長
栗尾順三君 登壇〕
○議長(
栗尾順三君) 私は,昭和55年から10期40年をこの議会で過ごさせていただきました。市民の皆さん,そして執行部の皆さん,議会の皆さんに心から御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。 私が55年にこの議会に送っていただいたころは,ちょうど駅前区画整理事業で家屋を移転をしているころでございまして,住吉町にある敷島紡績が撤退をいたしまして,その後に大型ショッピングセンターが笠岡で初めて開店をした年でありました。 昭和62年に,初代の小野市長さんが,土地と水を求めてというキャッチフレーズのもと頑張っておられましたが,62年に陸地部で上水道が全線開通をいたしております。平成2年になりますと,渡邊市長時代ですが,笠岡湾大干拓が完成をし,その年に食と緑の博覧会を開催いたしました。市内外からの多くの人が入場をされ,笠岡市もこれだけの動員力があるんだなというふうな自信を持った年でもございました。ちょうど,その食と緑の会場で大田市と姉妹縁組が締結をされたときでございました。平成7年になりますと農道空港が開港をいたしました。また,三代市長は高木直矢市長でありまして,線引き廃止が記憶に残るところでございます。四代の市長は三島さんでありますが,財政再建ということで一生懸命御尽力をいただいたことを思い返しておるところでございます。五代市長は現在の小林市長であります。 私は最後の4年間,議会事務局長の鈴木さんと運よく出会い,そして議会事務局員の皆さんが我々22名の議員のために,本当に献身的なサポートをいただき今日に至りました。まことにありがたく感謝を申し上げる次第でございます。 最後になりましたが,執行部の皆さん,そして議会の皆さんの今後ますますの御健勝と御発展を祈念を申し上げまして,御挨拶とさせていただきます。長い間ありがとうございました。(拍手)
○副議長(大月隆司君) 長い間大変御苦労さまでございました。今後の御健康と御多幸をお祈りいたします。 暫時本会議を休憩いたします。 午前10時47分 休憩 〔議長席議長に交代〕 午前10時47分 再開
○議長(
栗尾順三君) 休憩を解いて会議を再開します。 去る2月21日から本日まで,33日間にわたり終始御審議をいただき,予定どおりここに無事閉会を迎えることができました。御協力に対し,厚くお礼を申し上げます。 これをもちまして令和2年第1回笠岡市議会定例会を閉会します。 午前10時48分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 笠岡市議会 議 長 笠岡市議会副議長 笠岡市議会 議 員 笠岡市議会 議 員...